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写真集の場面の順番を作りながら変えたい。見開きごとに移動できる編集を選ぶには

この記事の目次
  1. 見開きごとに場面を動かせるWindowsのART-HCを選ぶ
  2. 左右二ページで、一つの場面が完結するか確かめる
  3. 時間順か、場所ごとの順かを決めて仮に並べる
  4. 元の並びを保存してから、見開きを一つずつ移す
  5. 動かした場面の前後で、文章と写真のつながりを直す
  6. 冒頭と終わりを通して読み、残す順番を選ぶ
  7. 最終の並びを保存し、注文するファイルを確定する
  8. 参考資料

写真をページに並べてみると、「最後に撮った景色を最初に見せたい」「同じ場所の写真を続けたほうが伝わりそう」と思うことがあります。写真の配置や説明を一からやり直さず、場面の順番を試しながら一冊を仕上げたい。そんなときは、編集済みの見開きをまとめて移動できる作り方が候補になります。

Windowsのパソコンで作るなら、マイブックのART-HCとMyBookEditor5を使う方法があります。左右二ページを一つの場面として扱い、読む順番を変えてから、前後の文章を整える作り方です。移動できる単位を知り、写真の並びだけでなく、読者に何から伝えたいかを決めて注文しましょう。

見開きごとに場面を動かせるWindowsのART-HCを選ぶ

ART-HCは、硬い表紙のフォトブックです。商品ページにはWindows用のソフトをダウンロードする「こだわり作成」が案内されており、写真や文字を自分で配置して作れます。本の形や大きさを選ぶときに、使う編集方法も一緒に確認します。

Windows版MyBookEditor5のページ一覧では、各ページを小さな画像で見渡せます。公式ヘルプで案内されている移動は、ドラッグ&ドロップによる見開きページ単位の操作です。写真が一枚ずつ入っている画像一覧の並べ替えとは、動かす対象が違います。ページ一覧と見開き移動の説明(資料1)

MyBook のART-HCで見開きを移す方法を選ぶ理由は、左右のページに作った写真と説明のまとまりを、冊内の別の位置へ持っていきたいからです。見開きの左だけを切り離して別の右ページと組みたい場合は、そのままの移動では希望を満たせません。先に移す単位を確かめておくと、自由編集という言葉から、どんな入れ替えも一操作でできると期待せずに済みます。

また、見開きを移せることと、ソフトが物語を考えてくれることは別です。時間順を保つか、場所をまとめるか、説明を直すかは自分で決めます。写真を入れたら自動で順番まで完成させたい場合より、構成を試す時間を取りたい場合に向く選び方です。

左右二ページで、一つの場面が完結するか確かめる

移動する前に、それぞれの見開きへ短い場面名を付けるつもりで眺めます。「工房に着く」「器を作る」「完成した器を見る」など、何が写っているかより、その二ページで何を伝えるかを言葉にします。名前は作業用のメモでよく、すべてを本へ印刷する必要はありません。

たとえば左に工房の入口、右に作業台の写真があり、説明も工房の紹介でまとまっていれば、その見開きは移しても意味を保ちやすい組です。一方、左が夕方の工房、右が翌朝の海辺なら、二つの場面が同じ単位に入っています。海辺だけを冒頭へ移したいのに、工房まで一緒についてくる状態になります。

そんな見開きは、先に中身の区切りを見直します。一つの場面を必ず二ページへ引き延ばすのではなく、今の左右を一緒に動かしてよいかを判断することが目的です。写真が少ない場面同士を組み合わせるなら、場所や時間を共有するなど、一緒に置く理由がある組を選びます。

文章が前の見開きから続いている場合も、写真だけを見て完結したとは判断できません。「その続きは右の写真に」といった文がどの写真を指しているか、前のページにしか登場しない人物名を説明なしで使っていないかを確かめます。移動前に依存している説明が分かれば、後で直す場所も見つけやすくなります。

長い文章が複数の見開きへ続く部分は、写真の印象だけで途中を抜き出さないほうが読み筋を保てます。一連の場面として順を維持するか、文章を独立した短い説明へ組み直すかを選びましょう。

時間順か、場所ごとの順かを決めて仮に並べる

撮影した順番は、構成の出発点になります。旅の始まりから帰り道までを追うなら、時間順に読むだけで移動の流れを理解しやすくなります。朝から夜への変化や、制作が進む様子など、順序そのものが内容である写真には扱いやすい並べ方です。

ただし、同じ場所へ何度も訪れた旅では、撮影順のままだと海辺の場面が冊内に散ることがあります。海の色や人の過ごし方をまとめて見せたいなら、場所ごとに集める案も考えられます。その場合、朝と夕方が続いても同じ日の出来事とは限らないため、必要な日付や時間の説明を残します。

まずは「時間の流れを読んでほしい」「場所ごとの違いを眺めてほしい」のどちらを優先するか、一つ決めて試します。気に入った写真を次々と前へ持っていくより、並びの理由を判断しやすくなります。途中で基準を変える場合も、「ここから海辺の写真」と分かる区切りを用意できるか考えます。

最後に撮った一枚を冒頭へ置く案もあります。完成した器を見せてから制作の過程へ戻るなら、冒頭は結果を提示する役割です。その後で制作の始まりへ戻ったことが分かれば、撮影順を変えても内容を追えます。逆に、説明を付けずに完成と制作途中を交互に置くと、時間の前後を誤解させる場合があります。

比較する案は、まず二つ程度に絞ると選びやすくなります。時間順の案と場所順の案で、同じ写真がどう読まれるかを比べるのです。写真の良し悪しを選び直す作業と分け、今回試すのは場面の順番だと決めておきます。

元の並びを保存してから、見開きを一つずつ移す

大きく並べ替える前には、戻る基準となるブックを保存します。MyBookEditor5の保存では、保存先とファイル名を指定できます。元の案と試す案を区別するなら、「旅_時間順」「旅_場所順」のように、違いが読める名前を付ける方法があります。ブックの保存と読み込み(資料2)

作業を始めたファイルを上書きしたくない場合は、保存先と名前をよく確認します。同じ名前のまま保存したつもりで、元の案まで置き換えてしまうと比較しにくくなります。別の案を作った後は、そのファイルを読み込んで、意図した並びが残っているかも確かめます。

ページ一覧で移したい見開きを選び、置きたい位置へドラッグ&ドロップします。まず一つだけ移して、元の位置と移動先の両方を見ましょう。どの場面の前、どの場面の後へ入ったのかを、写真の小さな表示だけでなく開いたページでも確認します。

移動とコピーを混ぜて進めると、同じ場面が二か所に残ったのか、順番を変えただけなのかが分かりにくくなります。順番を試す段階では移動を中心にし、複製が必要な場面だけ別に判断すると整理しやすくなります。元の場所を消すつもりで、必要な写真まで削除する操作にも注意します。

複数の見開きで一つの長い場面を作っているなら、その中の順番も控えておきます。前半を動かした後で後半を置くとき、周囲の位置関係はすでに変わっています。「工房の紹介、制作、完成」という場面名で確認すれば、最初に覚えたページ番号だけを頼りにするより取り違えを見つけやすくなります。

動かした場面の前後で、文章と写真のつながりを直す

移動した見開きだけを読んで終わらず、その直前と直後も開きます。見開き内部で意味が通っていても、並びが変わったことで、隣の場面とのつながりが不自然になることがあります。移動先だけでなく、抜けた場所の新しい前後関係も確認するのがポイントです。

特に見直したいのは、「翌朝」「その後」「再び」「この場所」といった言葉です。夕景の後にあった「翌朝」を冒頭へ動かすと、何の翌日なのかが分からなくなることがあります。必要なら「二日目の朝」のように、その見開きだけでも意味を捉えられる表現へ変えます。

場所ごとにまとめた結果、同じ工房の紹介文が続くこともあります。最初の見開きで場所を説明できるなら、後の見開きでは作業や作品の説明へ進めると重複を減らせます。ただし、説明を短くするためだけに日付を消し、別の日の写真を同じ出来事のように見せないようにします。

写真にも接続があります。遠くから見た建物の後に室内を見せれば、場所へ入っていく流れになります。室内の細部から始めるなら、後で全景を出すまで場所が分からない構成です。どちらも選べますが、読者を少し迷わせたいのか、すぐ場所を伝えたいのかは決めておきましょう。

短い場面名と説明だけを続けて読んでみると、写真の魅力に目を奪われて見逃した前後関係を確認できます。文章を直したら写真へ戻り、言葉が指す物や時点が実際の画像と一致するかを照合します。

冒頭と終わりを通して読み、残す順番を選ぶ

全体の並びを一覧で見ると、似た景色の連続や、説明の多い場面が固まっていることに気付きやすくなります。その後で実際に一ページずつ開き、読む速さや場面の切り替わりを確かめます。一覧では変化があっても、読んでみると説明が飛んでいる場合があるためです。

冒頭には、この本をどう読むかが分かる手掛かりが必要です。時間順の旅なら出発や到着、作品集なら完成品の姿など、後のページを見る土台になる場面を選べます。必ず一番華やかな写真にする必要はありません。次を開いたときに、見せたい内容へ自然に進めるかで比べます。

終わりの場面も同じように考えます。最後の撮影写真が必ず締めくくりに向くとは限りません。帰り道を入れるか、完成品で終えるか、景色の余韻を残すかを、その一冊の内容から選びます。終わりを変えた結果、途中に置いた結びの文章が重ならないかも読み直します。

なお、MyBookEditor5では本文の開始ページの左側と最終ページの右側に画像を配置できません。通常の二ページの場面と同じように扱えると思い込まず、冒頭と最後の配置可能な範囲を確認します。またART-HCは無線綴じなので、顔や重要な文字を中央へ寄せすぎないことも必要です。編集と製本の注意事項(資料3)

順番の評価では、写真の枚数が増えたかより、何の場面かを迷わず追えるかを見ます。二つの案に優劣を付けにくいなら、この本を最初に開く人へ何から伝えたいかに戻って選びます。

最終の並びを保存し、注文するファイルを確定する

残す順番が決まったら、その並びと修正した説明文を一つの最終ファイルへ保存します。試した案を残していても、注文に使うファイルは明確にします。ファイル名だけでなく、冒頭、移動した場面、最後のページを開いて、採用した内容になっているか確かめましょう。

目次や「何ページ参照」という案内を自分で入れた場合は、移動後の行き先と照合します。見開きを動かせる機能があるからといって、自分で入力した番号や文章まで更新される前提にはしません。番号だけを読むのではなく、指している場面へ実際に進んで確認します。

写真と説明が対応し、場面の前後も決まったら、MyBook の公式サイトでART-HCの商品案内を選び、本の仕様とWindowsでの作成方法を確認できます。注文する際は、並べ替え後の最終データを選びます。並べ替えは写真を飾り直すためだけでなく、残したい経験をどの順で伝えるかを選ぶ作業です。見開きのまとまりを生かせる作り方なら、ページを仕上げた後にも、一冊としての読み方を検討できます。

参考資料

  1. ページ一覧と見開き移動の説明
  2. ブックの保存と読み込み
  3. 編集と製本の注意事項
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