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写真にある色で写真集の題字を揃えたい。色を拾えるPC編集で一冊を作るには

この記事の目次
  1. 写真から文字色を拾えるWindows編集を選ぶ
  2. 色を揃える範囲を、題名と章の見出しへ絞る
  3. 写真のどこから色を拾うかを決める
  4. 選択した文字へ採った色を反映して比べる
  5. 背景に紛れる色は、使う場所から見直す
  6. 代表の色を残し、写真の変更時に組み合わせを見直す
  7. 画面の配色と印刷の色を分けて注文する
  8. 参考資料

写真に写った青い器の色を、表紙の題字にも使いたい。旅先で見つけた赤い扉の色を、章の見出しへ少し取り入れたい。写真と文字に共通する色がある一冊を作りたいなら、色の一覧から近そうなものを探すだけでなく、配置した写真から文字色を拾える編集方法が候補になります。

硬い表紙の写真集では、マイブックのART-HCをWindows版MyBookEditor5で作る方法を検討できます。文字のカラーピッカーで、配置されたオブジェクトから色を抽出し、選択した文字へ反映できます。ただし、写真のどこを選ぶかで得られる色は変わります。採った色を全部の文章へ広げる前に、題字へ使う範囲と背景との組み合わせを決めましょう。

写真から文字色を拾えるWindows編集を選ぶ

ART-HCはハードカバーのフォトブックで、PCソフトの「こだわり作成」では写真と文字を自由に配置できます。題字の色を選ぶだけでなく、写真の隣へ動かしたり、大きさを調整したりしながら一冊を作りたい場合に候補になります。

Windows版MyBookEditor5の文字パレットには「カラーピッカー」があります。公式ヘルプでは、配置されたオブジェクトの色情報を抽出し、選択している文字の色を変更する機能として説明されています。写真の中にある色を題字へ取り入れたい場合は、この文字側の機能を使います。文字とカラーピッカーの公式ヘルプ(資料1)

写真の色を文字へ使うことと、写真全体の色調を変えることは別です。青い器を撮った写真から題字の青を選びたいのであって、写真の器や背景まで別の色へ変える必要はありません。画像効果の色調調整と取り違えず、何の色を変更しているかを確認します。

MyBook のART-HCで行う今回の作り方は、Windowsの専用ソフトを使うものです。スマホやブラウザで同じ商品を見つけても、同じ操作ができるとは考えず、PCの作成経路まで含めて選びます。写真から自動で全ページの配色を作ってほしい場合にも、カラーピッカーがあることだけで希望を満たすとは判断しません。

色を揃える範囲を、題名と章の見出しへ絞る

まず、その色をどの文字へ使いたいかを決めます。表紙の題名だけに使うのか、章の見出しにも繰り返すのか、短い写真説明まで揃えるのかで、確認する範囲が変わります。最初は題名と見出しなど、役割の近い短い文字から試すと判断しやすくなります。

たとえば器の作品集なら、表紙の題名と各章の見出しに、代表の器から採った青を使う案があります。作品の材料や制作時の説明は、別の読みやすい色で書いてもかまいません。全文字が同じ色でなくても、同じ役割の見出しに色が繰り返されれば、写真と文字の関係を作れます。

長い本文まで同じ色にすると、読みやすさの条件が増えます。短い題名では見分けられた淡い色でも、細かな文字が何行も続くと追いにくく感じる場合があります。「色を揃えるために読みにくい本文も残す」という選び方にならないよう、見せる文字と読む文字で役割を分けます。

一冊の中で色を使う意味も短く決めておきます。「この青は作品紹介の見出しに使う」と分かれば、次のページで迷いにくくなります。反対に、あるページでは題名、別のページでは日付、さらに別のページでは注意書きだけが同じ色だと、読み手に何を揃えたのか伝わりにくくなるかもしれません。

役割を決めても、全ページへ必ず色文字を入れる必要はありません。写真だけで見せたいページはそのままにし、見出しが必要な場所で共通色を使う方針も選べます。色を使う場所を絞ることで、一色をどこまで繰り返すかという判断がしやすくなります。

写真のどこから色を拾うかを決める

同じ青い器でも、写真の中にはいくつもの青があります。光が反射した部分は白に近く、縁の影は暗く見えることがあります。器の色を使うつもりで最も明るい点を選ぶと、題字は予想より淡くなるかもしれません。被写体の名前だけで色が一つに決まるわけではありません。

最初は、色を取り入れたい物の中で、模様や強い反射が少ない面を候補にします。その近くの明るい場所、少し暗い場所も見比べ、題字として使ったときの印象を確かめる方法が考えられます。これは必ず正しい色を取れる規則ではなく、いくつかの候補を作るための進め方です。

色を採る写真そのものも、先に決めておきます。同じ器を屋外と室内で撮った二枚では、画面上の色が違って見えることがあります。一枚目から採った青と二枚目から採った青を、同じ色として無意識に混ぜないよう、どの写真を代表にするかを決めます。

模様のある被写体なら、地の色を使うのか、線や小さな飾りの色を使うのかで、題字の役割も変わります。大きな面積を占める色で全体をつなぐ案と、小さな差し色を題字へ取り出す案を比べられます。写真で目立つ色が、そのまま文字にも最適だとは限らないので、実際に置いて確認します。

小さな候補をいくつか試す場合は、「表紙の器の胴」「窓辺の写真の扉」のように、採った場所を自分用のメモへ残すと戻りやすくなります。数値の色指定や色の保存方法を使うことを前提にしなくても、元の写真と場所が分かれば、どこから配色を考えたのかを追えます。

選択した文字へ採った色を反映して比べる

実際に色を反映するときは、まず変えたい文字を選び、文字のカラーピッカーを使います。配置された写真などから色情報を取り、選択した文字の色を変えるという対象の関係を押さえます。写真を選んだまま画像の効果を操作することとは分けましょう。

試す題字は、最終的に使いたい言葉にすると判断しやすくなります。「サンプル」のような仮の短い文字では見えていても、実際の長い題名に替えると、細かな字が増えて印象が変わる場合があります。本の名前として残す文字列で、写真との組み合わせを比べます。

色の候補を比べる間は、できるだけ題字の位置や大きさを同時に変えない方法が役立ちます。明るい青を試すときだけ大きな文字にし、暗い青を試すときは小さくすると、色の違いなのか文字の大きさの違いなのか判断しにくくなります。まず同じ条件で色を選び、そのあと配置を整える順序です。

写真から採った色が思っていた色と違えば、採色元の場所を見直します。器ではなく背後の布を拾っていないか、光の反射を選んでいないかを確認します。何度か試しても題字に使いにくいなら、その写真の色に固執せず、別の代表写真や読みやすい文字色を候補に戻します。

一つの題字を変更できたことから、一冊中の見出しも同時に更新されたとは考えません。公式に案内されているのは選択文字への色の反映です。複数の場所へ使う場合は、意図した文字に適用できているかを自分で確認する流れを用意します。

背景に紛れる色は、使う場所から見直す

採った色を写真の同じ色の上へ重ねると、題字が背景へ紛れることがあります。青い器から採った文字を、その器の上へ置く例です。写真との色のつながりは作れても、言葉が読めなければ題名の役割を果たせません。写真の外の余白へ移す案を、先に比べてみます。

白い余白で読みやすかった色も、暗い表紙では同じように見えるとは限りません。写真に重なる部分と余白に乗る部分が一つの題字に混在すると、一部の文字だけが見えにくくなる場合もあります。題字全体の雰囲気だけでなく、一文字ずつ背景との関係を追います。

場所を変えても読みにくいなら、採色した色は短い見出しへ限定し、表紙の題名は別の色にする案があります。同じ色を使い続けることより、各文字の役割を優先する選び方です。共通色を少数の見出しに残せば、写真との関係を全て失うわけではありません。

写真の上へどうしても置きたい場合は、背景の細部が少ない場所を探します。ただし、文字のために主役の顔や作品を隠してしまわないようにします。余白がない写真なら、写真の大きさや題字の置き方から考え直す方が、色だけを何度も替えるより整理しやすいことがあります。

写真の色と文字の色が近いことと、言葉を見分けやすいことは別の判断です。採色した結果が気に入っていても、読むには適さない場所があれば例外を認めます。色を揃える範囲を最初に決めたことが、この使い分けの判断に役立ちます。

代表の色を残し、写真の変更時に組み合わせを見直す

題字の色が決まったら、その色を使う予定の見出しを順に確認します。各ページから少しずつ違う青を採り直すより、一冊の代表にする青を決める案があります。どちらも選べますが、揃えたいのが一冊全体の色なのか、各場面の写真との関係なのかを明確にします。

全体で揃えるなら、代表写真が直接載っていない章にも共通色を使うことになります。その章で不自然に感じないか、背景との組み合わせを確かめます。場面ごとに変えるなら、色数を増やすこと自体を目的にせず、章の切り替わりなど、変える理由がある場所へ絞る案が考えられます。

写真を差し替えたときは、題字との関係を見直します。青い器の写真を別の作品へ替えたのに、以前の青を使った題字だけ残る場合です。その青を本全体の代表色として残すなら成立することもありますが、新しい写真から採った色だと思い込まないようにします。写真の変更に文字色が自動で追随することは前提にしません。

代表色自体を変更するときも、どの見出しまで直したかを確認します。表紙だけ新しい色になり、本文の一部に前の色が残れば、意図しない使い分けに見えるかもしれません。「表紙、各章の見出し、巻末の題字」のように適用する場所を短く控え、変更後に照合すると追いやすくなります。

試作の文字枠や、比較用に残した別の題名も、最後には整理します。配色を比べるために置いた文字と、印刷する文字が混ざらないよう、完成版で残すものを一つずつ確認します。色を決めた後は、写真集として読む順番へ戻って眺めることが大切です。

画面の配色と印刷の色を分けて注文する

注文前は、仕上がり確認で題字と写真の組み合わせを見ます。文字の細かな部分が背景に埋もれていないか、色を変えた見出しが本文の中でも役割を保っているかを確認します。仕上がり確認の公式案内(資料2)を使い、拡大した文字だけでなく、本として読む大きさも意識します。

カラーピッカーが扱うのは、配置された画像などの色情報です。写真に写った器の実物の色を測っているわけではありません。写真の撮り方や画面の見え方と切り離して、実物と同一の印刷色を保証できる機能としては考えないようにします。

マイブックは、明るさや色調の補正を行わないことを編集時の注意事項で案内しています。注文すれば読みづらい文字色を自動で直してもらえる、という前提にもできません。色調と編集に関する注意事項(資料3)を確認し、自分が残したい配色の完成データを用意します。

文字の色を揃えたあとも、題名の誤字や写真の取り違えは別に読みます。配色が気に入ったことで確認を終えず、どの言葉がどの写真や章を示しているかまで確かめます。色の厳密な再現を判定する見本として使いたい場合は、画面上の採色だけで必要条件を満たしたとしないようにします。

写真から選んだ色を題字へ取り入れ、読みやすい場所と範囲に使い分ける方針が整ったら、MyBook の公式サイトでART-HCの商品案内を選び、Windowsでの作成方法を確認できます。同じ色で埋めることより、写真と文字のつながりが分かり、題名を自然に読めることを基準に注文する版を決めましょう。

参考資料

  1. 文字とカラーピッカーの公式ヘルプ
  2. 仕上がり確認の公式案内
  3. 色調と編集に関する注意事項
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同じかたちの、別の選び方