フォトブック
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贈る相手ごとに写真や文章を少し変えたい。共通の一冊から別内容の写真集を作るには

この記事の目次
同じ旅行の写真集を友人へ贈るとき、旅の流れは共通でも、相手と一緒に写った写真や最後のメッセージは変えたいことがあります。二冊を一から別々に作ると、地名や場面の並びまで繰り返し編集することになります。一冊の土台を使いながら、必要な部分だけ作り分けられると進めやすくなります。
パソコンで編集し、写真と文章を載せるA5判の本を希望するなら、PhotobackのLIFEが候補です。Photobackには編集中のデータをコピーして、一部を変更した作品を作る方法が案内されています。注文前に同じ内容の作品を追加し、それぞれを相手に合わせて仕上げる使い方です。ただし、コピー元とコピー先の写真は共通のフォルダで管理されるため、素材と本のページを区別して扱うことが大切です。
内容違いの二冊なら、編集中にコピーできるLIFEを候補にする
LIFEは幅148mm、高さ210mmのA5判で、くるみ製本のフォトブックです。綴じ方は無線綴じと案内されています。写真だけでなく文章も載せて、手に取って読み返す本を作りたい場合に検討できます。商品の大きさや選べる仕様は、Photoback LIFEの商品ページで確認できます。
今回は、パソコンから編集する経路を使います。Photobackの公式FAQでは、マイページで複製したい作品にカーソルを合わせ、「コピー」を押すと同じ内容の作品が一つ追加されると説明されています。そのコピーを使い、一部を変更したPhotobackを作成できるという案内です。
同じ内容の本を二冊受け取りたいだけなら、内容違いの編集作品を作る必要はありません。しかし、一冊目には友人Aと写った写真、二冊目には友人Bと写った写真を載せたい場合は、冊数を増やすだけでは希望を満たしません。写真や文章の異なる作品として、それぞれ編集を終えることが必要になります。
この使い方は、完成後の本を増刷する相談や、同じ内容を大小の本へ自動で変換する相談とは異なります。ここでは未注文のLIFEを土台にして、同じ判型のまま内容を作り分けることを考えます。コピーという名前だけで、注文後も自由に変更し続けられると捉えないようにします。
本の形にも希望がある場合は、コピー機能だけで決めずに商品仕様を見ます。硬い表紙や、見開きが平らになる製本を必須にするなら、LIFEのA5判・無線綴じという条件が希望と合うかを先に判断します。編集の便利さと、贈りたい本の姿の両方が合うことが出発点です。
共通にするページを決めてから、相手別の違いを並べる
作り始める前に、全員に同じ形で伝えたい場面を決めます。旅行なら、出発、街歩き、夕食、帰り道といった流れを共通にできます。相手ごとの写真を入れる場合も、大まかな順序を揃えておくと、同じ旅の記録としてまとまりを持たせやすくなります。
次に、変えたい箇所を具体的に挙げます。「相手に合わせて少し変える」だけでは、編集しながら変更範囲が広がりがちです。「街歩きの見開きで一枚を差し替える」「最後のページの言葉を変える」のように、場所と内容まで決めると、共通部分をどこまで仕上げてよいかが分かります。
たとえば、二人の友人に贈るなら、旅先の風景や集合写真は共通にし、それぞれと過ごした場面を一枚ずつ載せる案があります。最後の文章も、全員への感想と、その人に伝えたい一言を分けて考えられます。相手ごとの違いを増やすことより、なぜその写真や言葉を選ぶのかが伝わる形を目指します。
変更する写真の形にも目を向けます。同じ枠へ入れる予定でも、一方が横長の集合写真で、もう一方が縦長の二人の写真なら、同じ配置では見せたい範囲が収まらないかもしれません。その見開きは相手別に配置も調整する、とあらかじめ考えておけば、コピー後の作業量を見積もりやすくなります。
ほぼすべてのページを変えたい場合は、共通にできるものが少ない可能性があります。土台として残すのは場面の順序なのか、文章の見出しなのかを見直します。コピーを使えば必ず作業が少なくなると決めつけず、再利用したい部分がどれだけあるかで進め方を選びます。
一冊の土台を整えてからコピーする
コピーするタイミングは、共通部分の写真と文章がひと通り整った段階が扱いやすいでしょう。地名の誤字や場面の並びを直す前に分けると、あとから各作品で同じ修正を確かめることになります。まだ一つの作品であるうちに、共通の内容を読み直しておきます。
一方、相手Aに向けた呼びかけまで入れたあとでコピーすると、相手Bの本にもその言葉が残った状態から始まります。相手専用の文章を入れる前にコピーするか、すでに入っている場合は変更する箇所としてはっきり記録します。どちらの順でも作れますが、固有名がどこにあるかを把握しておくことが大切です。
コピーの操作と条件は、Photobackの「編集中のデータを複製する」FAQで確認できます。パソコンのマイページで対象の作品を選び、コピー後に同じ内容の作品が追加されたことを確認します。複製する前から、どちらを誰に向けて編集するかをメモしておくと、その後の取り違えを減らせます。
作業用のメモには、「元の作品はA向け、追加した作品はB向け」といった対応を残します。これは本に印刷する題名とは別に、作業する人が対象を見分けるための記録です。印刷したい表紙の題名を不用意に変えて管理するより、編集対象と贈り先を外のメモで照合する方法も選べます。
最初から必要以上のコピーを増やさず、まず二つの作品を開いて内容を確認します。同じような表紙がいくつも並ぶと、途中の案と注文する案を区別しにくくなります。作り分ける相手を決め、その人数に応じた編集対象を把握してから、写真や文章を差し替えていきます。
写真の共通フォルダと、各作品のページを分けて見る
コピー後の扱いで押さえたいのが、「MY PHOTO」の共通管理です。公式FAQでは、複製元と複製先はMY PHOTOの同じフォルダで写真を管理し、どちらかに画像を追加すると、もう一方にも同じ画像が取り込まれると説明されています。作品をコピーしたから写真の素材置き場まで完全に分かれる、という理解は避けます。
たとえばB向けの本に使うために、友人Bと写った写真を追加したとします。その画像はもう一方の編集データにも取り込まれるという条件です。A向けの作業中にその素材が見えても、画像が追加されたことと、A向けの本のページへその写真を配置したことは区別して確かめます。
公式に案内されている共通管理の対象は写真です。これを、片方の写真配置や文章の修正が同じようにもう一方へ自動反映されるという意味には読み替えません。各作品の編集画面で、その本に使う写真と文章を自分で確認する進め方にします。
また、相手ごとに素材一覧をすっきりさせようとして、片方から不要な画像を削除することを整理の前提にしない方が進めやすくなります。共通フォルダであることを踏まえ、削除の影響範囲が分からないまま写真を減らすより、各ページに使う画像を照合する方法を選びます。素材の削除が必要なら、先にその操作の仕様を確認します。
確認するときは、「この画像が素材にあるか」と「この本のこのページに置かれているか」を別の問いにします。前者は使える写真の確認、後者は印刷する内容の確認です。写真の共通管理を理解しておくと、素材が見えることだけで内容を取り違えたり、差し替えが済んだと思ったりするのを避けやすくなります。
一部を変えたら、前後の文章と表紙も読み直す
写真を一枚替えただけでも、周りの言葉が合わなくなる場合があります。三人で写った写真を二人の写真へ替えたのに、説明が「三人そろって最後の一枚」のままなら、読んだ相手は違和感を覚えます。差し替えの対象だけでなく、その写真を説明している文まで見直します。
場所を指す言葉も同じです。「右の写真は帰り道」と書いてあっても、写真を移動したり、別の場面へ替えたりすれば対応が変わります。「このあと」「さっき」「みんなで」といった言葉は、写真の順序や写っている人と結びついています。変更した見開きを前後へ続けて読むと、つながりのずれに気づきやすくなります。
相手へのメッセージを変える場合は、呼び名と文章の内容の両方を見ます。名前だけBへ直しても、Aと一緒に行った店へのお礼が残っていれば、B向けの言葉にはなりません。その人との場面を思い出し、何について伝えたいのかから書き直すと、相手別に作る意味が出てきます。
表紙の写真や題名も確認対象です。本文はB向けになっていても、表紙がAと二人で写った写真のままなら、意図した贈り物になっているかを考えます。表紙は共通の風景にする、本文の一部だけを変える、と先に決めていたなら、その方針に沿っているかを見ます。必ず相手別に変える必要はなく、共通にする意図が保たれていればよい部分です。
文章の長さを変えたときは、写真とのバランスも見直します。短い一言を長い手紙へ差し替えると、同じ場所では窮屈になるかもしれません。元の配置を守ることを優先して文字を詰め込むより、言葉を絞るか、その作品だけ配置を調整するかを選びます。コピー後も各作品を一冊として仕上げる姿勢が必要です。
二つの作品を開き、相手ごとの完成版を確定する
変更が終わったら、A向けとB向けを順に開いて見直します。一方を確認したことだけで、もう一方も完成したと思わないようにします。共通の土台から作った本でも、差し替えの操作や文章の変更を経たあとは、それぞれが別の確認対象です。
まず共通にするつもりの箇所を見ます。旅の順序、地名、残したい集合写真などが、両方で意図どおりになっているかを照合します。片方の作業中に共通の誤字を見つけた場合は、もう一方の同じ箇所も開いて確かめます。どちらに直したかを記録すれば、記憶だけで修正済みと判断するのを防げます。
次に、違うはずの箇所を見ます。計画した写真が相手に合っているか、最後の言葉がその人に向いているか、前の相手の名前が残っていないかを確認します。同じ箇所と違う箇所を一度に漠然と眺めるより、確認する目的を分けた方が、コピーしたままの部分を見つけやすくなります。
最後は、それぞれの本を表紙から読みます。差分が正しくても、写真の順序が不自然だったり、話題が急に変わったりすることがあります。「Aとの写真を入れたか」という点検と、「Aが読む一冊として通じるか」という通読の両方を行うと、部分の変更を本全体へなじませられます。
完成の目印は、作業メモに作品と相手の対応を残して付けます。表紙の題名と、作業上の「A向け完成」という呼び方を混同しないようにします。注文直前にどの作品を開けばよいかが分かれば、似た表紙の途中案を選ぶ取り違えを減らせます。
作品ごとに内容と冊数を確認して注文する
Photobackのコピーに関する案内では、それぞれの編集画面で編集が完了した時点で注文手続きへ進むとされています。最後は、内容を仕上げた各作品を対象として、必要な冊数を決めます。二人へ一冊ずつ贈るなら、「A向けの内容を一冊」「B向けの内容を一冊」という対応を確認します。
同じ作品の冊数だけを二にすると、内容違いの二冊を選んだことにはなりません。注文する作品の写真と文章を見てから、冊数を照合します。自分用にも残したい場合は、A向けとB向けのどちらを残すのか、それぞれ必要なのかを決めると、注文内容を整理しやすくなります。
受け取り方や配送条件は、作品のコピーとは別に注文画面で確かめます。内容違いの本を作れることだけを根拠に、まとめて同梱されることや配送費が有利になることまでは判断できません。各作品の内容、冊数、注文時の受取条件を確認したうえで進めます。
共通の記録を生かしながら、その人に伝えたい写真や言葉を残したいなら、LIFEをパソコンで編集して作り分ける方法を検討できます。土台を整え、相手別の変更を加え、それぞれを一冊として読み直す。コピーを出発点にして、贈る相手に合う完成内容まで自分で確かめてから注文しましょう。