フォトブック
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カラー写真とモノクロ写真を一冊に混ぜたい。写真ごとに色調を変えて注文するには

この記事の目次
作品の配色はカラーで残し、縫い目や布の重なりはモノクロで見せたい。写真集のすべてを同じ色調にするのではなく、一枚ごとに見せ方を選びたいことがあります。その場合は、取り込んだ写真へ個別にモノクロ効果を付けられる編集方法が候補になります。
硬い表紙の一冊を作るなら、マイブックのART-HCをWindows版MyBookEditorで編集する方法を検討できます。大切なのは、白黒にすると雰囲気がよくなるかだけでなく、色がなくなっても、その写真で伝えたいことが残るかを見ることです。カラーを残す写真とモノクロにする写真を選び、同じ本の中で役割を持たせていきましょう。
個別の色調調整ができるPC編集で一冊を作る
ART-HCは、硬い表紙のフォトブックです。パソコンの「こだわり作成」では、写真や文字を自由に配置できます。写真ごとの色調を考えながら、説明文や隣の写真との組み合わせも調整したい場合に向く編集経路です。ART-HCの商品と作成方法
Windows版MyBookEditorの公式ヘルプには、選択した画像を「画像効果」の「色調調整」から加工する方法が載っています。また、公式の素材レイアウト例では、写真をモノクロにする操作が案内されています。これらを使い、色を変える写真だけを選択して、カラー写真と同じ一冊へ配置する考え方です。写真の色調調整のヘルプ、モノクロ加工を使った公式の配置例
ここで選ぶのは、印刷する画像の見た目を編集する機能です。モノクロ専用の印刷方式を選ぶ説明ではありません。写真を白黒にしたことから、使われるインクや注文条件まで別になるとは考えないでください。
スマホの写真を材料にしていても、今回の操作を行うのはWindowsのパソコンです。同じ商品名があるからといって、ブラウザ版やMac版でボタンの位置も同じとは限りません。商品とともに編集方法まで揃えて検討します。
色を伝えたい写真と、形を見せたい写真を分ける
加工を始める前に、一冊へ載せたい写真を「色が説明の一部になっているもの」と「形や明暗を見せたいもの」に分けて眺めます。最初からカラーとモノクロを半分ずつにする必要はありません。残したい内容に合う写真が何枚あるかを先に考えます。
たとえば、自分で作った布作品をまとめるなら、完成品の配色や、糸と布の色の組み合わせはカラーで見せる理由になります。色違いの二作品を並べる写真も、色を消すと違いが伝わりにくくなるかもしれません。「どちらも形は同じだが、色合わせを変えた」と伝えたい場面は、まずカラーを残す候補です。
一方、縫い目の線、布のひだ、重なりが作る影を見せたい写真は、モノクロを試す候補にできます。ただし、縫い目なら必ずモノクロが合うという意味ではありません。糸の色を手がかりに縫い方を見分けている写真なら、カラーのほうが説明に合う場合もあります。
写真へ添える予定の短い言葉も、一緒に見てください。「青い糸で縁を囲んだ」という説明なら、読み手がその青を見られる写真が必要です。逆に「折り重なった線を見せたい」なら、色より線の見え方を優先して比較できます。
迷う写真は、どちらかへ無理に分類せず保留にします。一枚ずつの役割を短く書いておけば、加工後に「雰囲気は好きだが、伝えるはずだった配色が分からない」と気づいたとき、選び直す基準になります。
まず一枚を選び、同じ配置でモノクロ効果を比べる
代表の一枚をページへ置き、最初は位置や大きさを変えずに色調だけを比べます。加工と同時に写真を拡大したり周囲の色を変えたりすると、何が見やすさに影響したのか判断しにくくなるためです。
操作の出発点は、変えたい写真を選択し、「画像効果」から「色調調整」を開くことです。そこでモノクロを選んで見え方を確かめます。公式ヘルプでは、色調調整の横のチェックを外すと、その効果は適用されないと案内されています。適用した状態と外した状態を比べる際に使える区別です。色調の加工と効果の適用について
別にある「効果の取り消し」は、適用しているすべての画像効果を取り消す操作です。モノクロだけを外したいのに、すでに付けた枠線などもまとめて外してしまわないよう、どの操作を選ぶかを分けます。加工を重ねる前の一枚から試すと、比較する条件を整理しやすくなります。
同じ場面を似た構図で何枚か撮っているなら、写真そのものの違いと色調の違いも混ぜないようにします。カラーの写真Aとモノクロの写真Bだけを比べて、色調だけの優劣を決めないということです。まずAを両方の色調で見てから、Bの構図が合うかを考えられます。
仕上がりを気に入ったとしても、全写真を同じ設定にするのは少し待ちます。明るい布を撮った写真と、暗い布を撮った写真では、見たい細部の残り方が異なるためです。代表の一枚は作り方を決める試しであり、ほかの写真の確認を省くための見本ではありません。
色が消えても主役と細部を見分けられるか確かめる
モノクロにした写真では、主役の輪郭と、その内側の細部を分けて見ます。全体の形は分かっていても、残したかった縫い目や模様が周囲と一体に見えてしまう場合があるからです。
まず、作品と背景の境目をたどります。カラーでは色の違いで区別できた部分が、モノクロでは近い明るさに見えることがあります。たとえば、布の上へ置いた小物の端が見えにくくなったなら、加工後の画面で何が重なっているかを初めて見る人にも分かるか考えます。
次に、暗い部分の中を見ます。黒っぽい服のひだを見せたいのに、その部分が一つの暗いかたまりにしか見えないなら、雰囲気だけで採用しないほうがよいでしょう。明るい部分も同様で、白い布の模様や表面の凹凸が見えるかを確認します。
見分けにくいときの選択肢は、効果を強くすることだけではありません。カラーのままにする、背景との重なりが少ない別の写真を使う、見せたい部分が大きく写ったカットへ替える方法があります。写真に十分な細部が残っていない場合まで、加工だけで補えるとは考えないようにします。
拡大した画面では分かる線も、ページ全体へ表示を戻すと細く感じることがあります。細部を見る確認と、一ページとして眺める確認の両方を行いましょう。細部を説明する写真なら、色調を決めたあとも、その細部を読める配置の大きさが必要です。
隣り合うカラー写真とモノクロ写真の役割を揃える
一枚ずつでは気に入っていても、隣へ並べると見え方が変わります。落ち着いたモノクロ写真の横に鮮やかなカラー写真を置くと、カラー側へ先に目が向くかもしれません。その順番が、本で見せたい順番に合っているかを見ます。
布作品なら、完成品の全体をカラーで見せ、隣に縫い目のモノクロ写真を添える組み合わせが考えられます。全体で配色を伝え、そのあとで細部の線へ進む形です。モノクロ写真のほうが主役なら、カラー写真の面積や位置を控えめにするなど、読む順番を調整する余地があります。
反対に、同じ作品の変化を順に比較する写真は、色調を揃えたほうが読み取りやすい場合があります。制作前をカラー、制作後をモノクロにすると、実物の変化と編集による変化が同時に入ります。形の変化を比べてほしいなら、どちらもカラー、またはどちらもモノクロにして、比較条件を揃える案を考えます。
色調に決まった意味を持たせる場合も、読み手へ伝わるかが大切です。たとえば昔の写真だけをモノクロにする構成なら、最近撮った細部写真まで同じ見せ方にしたとき、古い写真と誤解されないか確認します。必要なら撮影した場面を短く添えるなど、色調だけへ説明を任せないようにします。
一冊をカラー、モノクロ、カラーと交互に揃えること自体を目標にする必要はありません。数ページ続けて同じ色調にしたほうが場面を追いやすいなら、そのまとまりを残せます。ページをめくったとき、作品のどこへ注目してほしいかを基準に並べます。
画面の色調選びと、紙での仕上がりを分けて考える
画面でモノクロを選ぶことと、その明暗が紙でどう見えるかは、別の確認です。マイブックの公式ヘルプは、注文データの明るさや色調を補正しないと案内しています。また、明るいモニターでは写真が明るく見え、印刷したものが暗い印象になる場合があると説明しています。明るさと色調に関する編集時の注意
補正しないという案内は、暗い写真を注文後に都合よく整えてくれるという意味ではありません。同時に、画面と紙が完全に一致する保証でもありません。細部がすでに見えにくい写真を、印刷すればはっきりするだろうと考えて送らないようにします。
明暗の差を調整する場合は、主役を見やすくする一方で、残したい淡い模様や暗部の線を失っていないかを見直します。「白と黒の差が強いほどよい」と一律には決めず、前の節で選んだ写真の役割へ戻って判断します。
また、ここでのモノクロ加工は、カラー画像の色を使わない見せ方を選ぶものです。元から白黒しかない画像に、撮影時の色を復元する説明ではありません。カラーでも使いたい写真については、元のカラー画像を手元へ残し、どの画像を本へ入れたか分かるようにしておきます。
紙の白や黒の見え方に厳密な条件があるなら、編集画面で好みの効果を選べたことだけで、その条件も満たしたと判断しないでください。少なくとも今回の操作案内は、色味の偏りが一切ない印刷結果や、特殊な白黒印刷の品質を保証するものではありません。
色を残す理由まで確認して注文する
最後は、加工した写真だけを拾って見る確認と、表紙から順に読む確認を分けます。前者では選択した写真が正しかったか、色を残す予定の写真までモノクロにしていないかを見ます。後者では、写真同士と説明文のつながりを確かめます。
特に、色名を使った文章を探すと照合しやすくなります。「赤い布を内側に使った」「緑の糸へ替えた」と書いてあるのに、その色を見られる写真が一枚もないなら、写真の色調か文章を見直す必要があります。文だけで説明するつもりだったのか、実際に色を見せたかったのかをここで決めます。
表紙に使う写真も、本文と同じ画像だから確認不要とはせず、その場所で伝えたいことに合わせて見ます。表紙は作品の配色を見せ、本文の細部はモノクロにするなど、同じ作品でも役割が違っていてかまいません。ただし、意図して選んだ違いなのかを確認しておきましょう。
一冊の内容が揃ったら、注文する商品がART-HCであること、サイズ、ページ数、冊数と、今編集しているデータを照合します。モノクロにする写真の選別が残った試案ではなく、色調を決め終えた内容を保存して注文へ進みます。
カラーとモノクロを混ぜる意味は、両方を入れたという形を作ることではなく、色と形をそれぞれ伝えやすくすることです。その選び分けに個別の画像効果が必要なら、ART-HCの仕様とPCこだわり作成を確認し、Windowsで作る一冊を具体化していきましょう。